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ちょっと粋(変?)だね、遠州の人

遠州商人。

遠州で有名なのが、うなぎとエムズ倶楽部(?)と「遠州商人」。この遠州商人はどうして生まれたのでしょう?

浜松の人に聞いても、知っている人は少ないようですが、遠州は江戸時代、三河(愛知県東部)、和泉(大阪湾南部)と並ぶ三大綿の産地で木綿商人を輩出したところなのです。 遠州の木綿商人は上方に修業に行ったり、逆に京都や近江商人が遠州に入ってきて、「遠州商人」が生まれたと言われています。

不思議なことに、わが国では上州(群馬)や遠州など風の強いところから商人は台頭しています。これは風が強いために、生活基盤が安定しにくい環境だったからでしょう。

遠州商人は関東から東北にかけて活躍しましたが、この遠州商人のイメージから、遠州の人は、どうしても食べていけなくなったら泥棒すると「遠州泥棒」という言葉が生まれ、その後はどういう訳か「遠州強盗」とまで呼ばれるようになりました。

(近江(滋賀)も近江泥棒、越中(富山)も越中泥棒→越中強盗と呼ばれました)。

浜松はトヨタ、ホンダ、スズキ、ヤマハ、河合楽器などの企業の創始者を出したところでもあり、今日ではベンチャービジネスの街としても有名です。年月を経ても、まだまだ遠州商人の伝統は引き継がれているのです。

鈴木さん、伊藤さん。

わが国の苗字は15万〜20万種類、同一漢字でも読み方が異なる場合を数えると30万種類あるそうです。

お隣りの韓国が約250、中国が2万2千、ヨーロッパで最も多いといわれるフィンランドが3万ですから、わが国の苗字の種類が飛び抜けて多いかわかると思います。

江戸時代、苗字帯刀を許されたのは武士と一部の御用商人だけで、一般の町人や農民は苗字を使うことは出来ませんでした。そこで、明治になって、市町村の戸籍係や庄屋さんに苗字をつけてもらったと言う話があります。

これは誤解で、なかにはそんな人もいたようですが、ほとんどの人は代々語り継がれた苗字をつけたようです。

この苗字、地域的に特徴があります。

東北は、佐藤、斉藤さんが多く、関東は鈴木さんと東北から来た人が多いので佐藤さんが多いのが特徴です。そして中京(愛知、三重、岐阜)は伊藤、加藤さんが多くなり、さらに関西に入ると山本、田中さんが多くなります。静岡県で多い苗字は鈴木、渡辺、杉山、山本、佐藤さんの順、特に鈴木さんが多いのが特徴です。

遠州の各市でも鈴木さんが最も多いですが、浜松も磐田も浜北も2番目に多いのは伊藤さん(袋井は3番目に加藤さん、天竜は3番目に伊藤さん)。苗字から見ると、遠州は中京に近いことがわかります。

あなたの苗字は鈴木さんですか、伊藤さんですか?

矢野新一
No.1戦略研究所所長。昭和24年、東京生まれ横浜育ち。
本業はマーケティングコンサルタントだが、県民性研究の第一人者でもある。

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