浜松発!地元のがんばる農家を応援します!
ファーブルは、ファームとテーブルを繋ぎ、新鮮・美味しい野菜をお客様のもとに届けるという意味を込めています。全国でも有数の農業生産地である浜松、中でも栽培方法にこだわる優れた生産者をファーブルではご紹介しています。
今回は、グリーンアスパラガスの生産者、磐田市上新屋在住の上村 光太郎さん(33才)です。
気温が30度を超えた環境の中では1日に15cmも成長するという。毎日の管理に「まるで我が子のような愛情が生まれているんです」と上村さん。
「今朝、採ったばかりだから生でも美味しいんです。」
ファーブル店頭販売でリピーターさんがとても多いグリーンアスパラガス。最新の情報を学びながら農業にチャレンジしている上村光太郎さんのハウスに伺い、美味しさの秘密をお聞きしてきました。
アスパラの味わい、決め手は鮮度!
アスパラは水分が93%で、美味しさは鮮度。つまり採ってから食卓にあがるまでの時間が決め手だといいます。だからこそ、新鮮なアスパラを味わってもらいたい、朝採りをお客様のもとに届けたい、との思いが強いという上村さん。「先日も、4才の長女が採りたての生を『おいしい!』と喜んで食べていたんです。栽培者としてだけでなく、親としても、ちょっぴり自信が持てたかな」と笑う。
サラリーマンから転身した農業への道
「家族のそばで働く仕事に就こう」と転身したのが4年前。近所の農家さんからハウスを借り色々な野菜作りに挑戦し失敗した。「農業がこれ程大変だとは思わなかった」と。そこで地元農業団体主催のアスパラ勉強会に参加。学んだことを実践していくとアスパラが反応。栽培の面白さに惹かれ、日本各地のアスパラ農家さんを訪ねた。最新の技術を得るために自費で日本園芸学会に出席し、各地の試験場へも足を運んだ。「アスパラにベストなことを全てやろう」。学ぶ程に農業への想いは強まったという。
茂った木々の根元にスクスク育つアスパラ
芽を出した若茎(アスパラ)の中から1株につき数本を樹として繁茂させ、光合成した同化養分が新たに若茎を萌芽させる。これが収穫されるアスパラとなる。ハウス内を見回し「毎日が手を抜けないんですよ」と上村さん。一度植えた株は約10年間も栽培され続けるといい、もし管理に失敗したとしても根から忌避物質を放出しているため代わりの株を植え替えることは出来ない。つまり、すべての株を長期に渡って守っていかなければいけない。そのためのこだわりが、整枝技術や水分管理の徹底、牛糞堆肥とモミ殻・牡蠣殻や腐植酸・アミノ酸資材等を投入し微生物バランスにも配慮した土作り、病害虫の発生しづらい環境の維持等。アスパラにストレスを掛けないよう農薬使用も最低限に心掛ける…。栽培への多くの厳しさを語りつつ、溢れた笑顔には農業を楽しむ姿が見えるようでした。 (取材・文/新村)
アスパラのレシピのご紹介
エリンギとアスパラの生クリームチーズ焼
http://www.mai-ca.net/topics/recipe/recipepost_9.php
まいたけの肉巻き
http://www.mai-ca.net/topics/recipe/recipepost_340.php
夏野菜の白和え
http://www.mai-ca.net/topics/recipe/recipepost_326.php
バーベキュー風焼き野菜のマリネ
http://www.mai-ca.net/topics/recipe/recipepost_31.php